いわて希望の宿ネットワーク事務局の菊池です。
本日は「岩手の縄文文化」について取り上げます。
岩手と縄文文化なんてつながらない…なんてお思いの方、多いのではないでしょうか。
そもそも岩手なんて寒いのに、縄文時代の人が暮らせるの?とお思いの方、いらっしゃると思います。
実は縄文時代は約二万年前の最後の氷期が終わってから地球全体が徐々に温暖化していた時期だそうです。
つまり、この、冬はあたりまえに氷点下になる岩手県あたりでも当時は温暖な気候だったと言えます。
その為、岩手県のいろんなところから縄文時代の住居群跡が多数見つかっています。
今では冬場は厚い氷が張ってワカサギ釣りが楽しめる岩洞湖のあたりからも縄文集落の遺跡が見つかっているそうです。
岩手では意外と身近に縄文時代は存在しているのです…
国内最大級の縄文土器が見つかったのは盛岡市の住宅街にある大館町遺跡です。
近所に小学校があり、子どもたちが学校への登下校時に発掘中の遺跡の中を歩いてたというから、なんとも身近なものです。
この大館町遺跡からは大規模な環状集落、つまりはムラがあったことがわかっています。
その他にも盛岡で有名な温泉街、繋(つなぎ)地区も古くから土器、石器の出土があり、小学校の校庭整備や増改築の際に発掘調査がされています。
また、つなぎ温泉から見える御所湖の湖底にも縄文時代後期から晩期の、竪穴住居跡が発掘された遺跡が眠っています。
温泉に浸かりながら、縄文時代への思いを馳せるのはいかがでしょうか。
つなぎ温泉へはこちらからどうぞ。